【PTCGL】超耐久と高火力を成立させるロマンギミック『ケッキングex（Slaking ex）』デッキ【Phantasmal Flames】

本記事では、海外YouTuber「LittleDarkFury」によって紹介され、オンライントーナメントでトップ8に入賞したケッキングex（Slaking ex）デッキを解説します。

圧倒的なHPと火力を持ちながら、致命的とも言える特性デメリットを抱えるケッキングexをスタジアムと特殊エネルギーの力で“本気で戦えるアタッカー”に仕上げた、ロマンと実戦力を両立したユニークな構築です。

ケッキングex（Slaking ex）のレシピ

Pokémon: 21
3 Dreepy TWM 128
3 Drakloak TWM 129
3 Slakoth PAL 160
2 Vigoroth PAL 161
3 Slaking ex SSP 147
1 Slaking PAL 162
2 Fan Rotom SCR 118
1 Togepi OBF 83
1 Togekiss SSP 72
1 Fezandipiti ex SFA 38
1 Ditto MEW 132

Trainer: 30
4 Hilda WHT 84
3 Boss's Orders MEG 114
3 Arven OBF 186
2 Dawn PFL 87
2 Lillie's Determination MEG 119
1 Colress's Tenacity SFA 57
3 Rare Candy MEG 125
2 Buddy-Buddy Poffin TEF 144
2 Counter Catcher PAR 160
2 Ultra Ball MEG 131
1 Nest Ball SVI 181
1 Night Stretcher SFA 61
1 Maximum Belt TEF 154
1 Technical Machine: Evolution PAR 178
2 Team Rocket's Watchtower DRI 180

Energy: 9
4 Ignition Energy WHT 86
2 Boomerang Energy TWM 166
2 Jet Energy PAL 190
1 Spiky Energy JTG 159

ケッキングex（Slaking ex）デッキ魅力

ケッキングex（Slaking ex）デッキ最大の魅力は、HP340という異常な耐久力と、280ダメージという圧倒的火力を同時に押し付けられる点にあります。

ケッキングexのワザ「グレートスイング」は、ほとんどのexポケモンを一撃で倒せるほどの威力を持ち、『マキシマムベルト』と組み合わせることで、環境トップの高HPポケモンすら射程に収めます。

本来であれば、特性「さぼりたいしつ」により「相手の場にポケモンex・Vがいなければ攻撃できない」という致命的な制限がありますが、このデッキでは《ロケット団の監視塔》によって特性そのものを無効化。

これにより、相手が非ルール主体のデッキであっても、ケッキングexを安定したメインアタッカーとして運用できるようになっています。

ケッキングex（Slaking ex）デッキの基本的な立ち回り

序盤：ケッキングexの準備とスタジアム確保

序盤は、まずケッキングexを場に用意しつつ、《ロケット団の監視塔》を貼れる状況を整えることが最優先となります。

このスタジアムがない状態では攻撃が成立しないため、相手のデッキタイプに関わらず、早めに設置したいカードです。

同時に、《ドロンチ》の特性「ていさつしれい」を使ってドローを進め、手札を安定させながらエネルギーやサポートを集めていきます。

中盤：特殊エネルギーで即攻撃

中盤からは、《イグニションエネルギー》を活用することで、ケッキングexが一気に攻撃可能な状態になります。

進化ポケモンにつけるだけでエネルギー3個分として機能するため、準備が整ったターンから即「グレートスイング」を撃てるのが大きな強みです。

ワザの効果でエネルギーをトラッシュしてしまいますが、《ブーメランエネルギー》を使えば、トラッシュされたエネルギーは再びケッキングexにつくので半永久的に攻撃を継続できます。

終盤：高耐久を盾に押し切る

終盤は、HP340という圧倒的な耐久力を活かし、相手の反撃を1回受けながらでも殴り続ける展開が可能です。
相手が高HPのexであっても、280ダメージという確実な打点で処理でき、サイドレースを強引に押し切る勝ち方が狙えます。

ケッキングex（Slaking ex）の強み

ケッキングex（Slaking ex）デッキの強みは、単純明快な数値の暴力にあります。

340HPという倒されにくさと、280ダメージという即死級火力を併せ持つことで、細かい盤面管理をせずとも勝ち筋を作りやすい点が魅力です。

また、特殊エネルギーによる攻撃維持ギミックが完成しており、一度動き出したケッキングexを止めるのは容易ではありません。

非ルール相手にも対応できる点は、従来のケッキング系デッキにはなかった強みです。

ケッキングex（Slaking ex）の弱点・注意点

最大の弱点は、スタジアム依存度が非常に高いことです。

《ロケット団の監視塔》を割られると、再び「さぼりたいしつ」が有効になり、相手の場次第では攻撃不能に陥ります。

また、エネルギーが特殊エネルギーに寄っているため、エネルギー干渉やスタジアム合戦が激しい環境では不安定になりがちです。

テンポの速いデッキに対しては、準備が間に合わない場合もあります。

PTCGLを快適に遊ぶための環境改善

PTCGLでは、対戦中の処理落ちや通信遅延によって、せっかくのプレイングが台無しになることもあります。

こうした不安定さは通信経路の影響を受けることがあり、VPNを使うことで改善が期待できるケースがあります。

VPNは通信の通り道を安定させる仕組みで、アプリを入れるだけで使えるため初心者でも扱いやすいのが特徴です。

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ケッキングex（Slaking ex）の改造・入れ替え候補

安定性を高めたい場合は、スタジアムの枚数を増やし、《ロケット団の監視塔》をより確実に維持できる構築に寄せるのが有効です。

また、『リーリエの決心』や『ヒカリ』などのドローサポートを増やすことで、特殊エネルギーへのアクセスも改善できます。

一方で、ロマン性を重視するなら、トゲキッスのようなコイントス系サブアタッカーを増やし、一発逆転要素を強める調整も楽しめます。

ケッキングex（Slaking ex）のまとめ

ケッキングexデッキは、致命的なデメリットをギミックで克服し、340HP・280火力という規格外の数値を押し付けるパワー型デッキです。

スタジアム管理や特殊エネルギーの扱いには注意が必要ですが、一度動き出したときの制圧力は非常に高く、ロマンと実戦力の両方を味わえる個性的な構築と言えるでしょう。